2024年6月7日金曜日

第3回二胡nico音楽会に出演~アクロス福岡円形ホール

 

2024年5月25日(土曜日)

 

コロナ禍を経て、久しぶりに開催された二胡nico音楽会。会場は福岡市のアクロス福岡円形ホール。ここはステージを囲むように客席が配置されているためお客様との距離も近く、満席となったお客様の拍手や反応を間近に感じながらの演奏となりました。

今回は二胡ソロ演奏6名、グループ演奏5組の出演、そして揚琴奏者の周暁丹先生にもご出演いただき、二胡ソロ曲の伴奏と、揚琴のソロでも演奏していただきました。

 

二胡ソロ演奏は「蘇南小曲」「牧羊女」「山村変了様」「秦腔主題随想曲」「春詩」「懐郷曲」と、いずれも難易度の高い中国曲を皆さん豊かな表現力で見事に演奏されました。

 

グループ演奏はそれぞれ個性的。

 

China music ensembleさん(長崎)

 月琴、胡琴、笛子による明清楽。なかなか聞く機会のない楽器と歌。会場は一気に中国の雰囲気に包まれました。二胡よりずっと小さな胡琴は、甲高く独特の音色でした。

 

二胡キチカルテットさん(福岡)

 クラシックや映画音楽など、息の合った二胡四重奏。1人1人の演奏クオリティーが高く、それぞれの旋律が絡み合い、聴き応えのある素晴らしい演奏でした。

 

アルフローレンさん(長崎)

 二胡、ギター、チェロ、キーボードの4人編成。メインメロディーの二胡をチェロの低音が支え、ギターとキーボードの伴奏で、厚みのある、おしゃれでアダルトな雰囲気の素敵な演奏でした。

 

ikuriさん(福岡)

 二胡とパーカッション、ピアノによる3人編成のバンド。オリジナルアレンジが興味深く、さすがの演奏。ikuriワールドに引き込まれました。

 



そして、私達九州二胡アンサンブルは曲調の違う3曲を演奏。

 

1.彩雲追月

  美しい夜空の情景をやさしく壮麗なメロディで表現した中国曲。流れるようなピアノ伴奏が光ります。

2.一個人(風の子守唄)

 中国シルクロードの風の匂いをイメージして作られた曲。物悲しく切ないメロディ。

3.爆・チャイナ・パッション

 チャイナ感あふれる賑やかで元気になる曲。

 





今回は、ピアニストの藤江敬子さんの素晴らしい伴奏で、緊張しながらも、楽しく演奏~♪

非常に心強かったです。会場からもあたたかい拍手を頂きました。

藤江さん、美しいピアノ伴奏、そして練習会の時の音楽的なアドバイスもありがとうございました。心より感謝いたします。今後ともどうぞよろしくお願いします!

 




周暁丹先生のソロは2曲。

「浜辺の歌」はなじみのあるメロディをリズミカルにアレンジ、「春到清江」は春のキラキラと美しい清江が思い浮かぶようでした。揚琴もなかなか聞くことのできない楽器。140本以上もの弦をたたく細い竹のバチを巧みに操り、表現豊かに演奏され、会場は思わずうっとり。大きな拍手に包まれました。

 

最後は出演者全員で蘇州夜曲を合奏。数人が二胡の立奏で客席まで行き、間近で楽器を見ていただきながらみんなで楽しく演奏しました。きっとお客様にも喜んでいただけたと思います。

 

今回も出演の皆さんの演奏スタンスや技術、曲の表現力にたくさん刺激を受け、とても充実した演奏会となりました。

企画、準備、当日のお世話まで、尽力いただいた実行委員の皆さん、スタッフの皆さん、出演者の皆さんに深く感謝いたします。

そしてご来場いただいたお客様、本当にありがとうございました。


終演後の打ち上げも盛り上がり、出演者やスタッフの皆さんとの交流も出来て楽しいひと時でした。

またいつか、皆さんと共演出来る日を楽しみにしております。